少数意見

«前の日(02-29) 最新 次の日(03-02)» 追記

2002-03-01 地獄の黙示録・特別完全版他

_ 前回公開時から見ていなかったので内容はほとんど覚えておらず新しい映画のように楽しめた。やはりスゴイ作品で、とくに冒頭のワルキューレの騎行をバックにへり部隊がベトコンを爆撃する場面は比肩するものがない。追加されたフランス人のプランテーションの場面はちょっと長いと思ったが、コッポッラの思想が披瀝されていて面白かった。見ていて思ったのだが、この場面に出演した20人あまりの役者は今どこで何をしているのだろう。死んでしまった人もいるだろう。この特別版で復活したからまだよかったけど、映画にはカットはつきもので、永久に消されてしまう場面は沢山あるのだろう。

_ そこで思い出したのが「戦場のメリークリスマス」のことだ。私はこの映画のラッシュを大嶋監督と一緒にみたことがある。坂本龍一の音楽が入る前のものだ。ラッシュにあって劇場公開版にない場面がある。それは、トム・コンティが登場する場面で、彼が日本軍攻撃前夜のシンガポールで美女と恋に落ち一夜を過ごすというロマンチックなものだった。この美女はニュージーランドで一番人気のある女優だということだったが、消されてしまった。ビデオにもなかったからもう二度と見られないだろう。この女優は家族や友人になんと説明したのだろう。お金はもらえたのだろうから別に気にしなかったのだろうか。

_ 「地獄の黙示録」を見てもうひとつ考えたことは、ベトナムで戦ったアメリカ兵は多くが私と同年配で彼らはいまのアメリカの指導層になっているということだ。あの戦争の意義はともかく、あの映画に描かれたような苛酷な状況を生き抜いてきた連中と平和な日本で安穏な生活をしてきた我々はとても対等に戦えないなということ。アメリカだけではなく世界の主な国は過去50年間になんらか戦争を経験している。要するに日本だけが無菌室で育てられてきたのだ。

_ 話は変わるが、「市民ケーン」を何回目かに見た。もちろん映画史の上位にランクされる作品だが、今回はオーソン・ウェルズやジョセフ・コットンの老け役が気になった。自分が歳をとったからかもしれないが、あんなにからだの動きがよくないよな、などと思った。まあ、オーソン・ウェルズがこの時26才だったことがすごいのだが。


2005-03-01 アカデミー賞

_ キネマ旬報の予想では「アビエイター」のマーティン・スコセッシが作品賞と監督賞を両方取るだろうされていた。スコセッシは過去4回監督賞にノミネイトされて全て落選。同情票が入ると思われた。ところが、結果は両方ともクリント・イーストウッドに取られてしまった。作品を観ていないのでなんとも言えないが、アメリカでは同情票はあまりないのかもしれない。

_ 日本アカデミー賞という野暮な名前の賞があるが、その本年度の最優秀主演女優賞は鈴木京香に与えられた。「血と骨」での演技に対するものだが、熱演ではあるが、「主演」ではなかった。あの映画は北野たけしだけが主演で女優はみな助演としか言えない。あれが主演だったら「下妻物語」の土屋アンナははるかに出番が多かったから助演ではなく主演だろう。鈴木京香は過去3回優秀主演女優賞を取ったが最優秀を逃していたとのことで、同情票があったのだろう。たいした賞ではないからどうでもいいが。


2019-03-01 アリータ:バトル・エンジェル

_ 日本の漫画を原作とした映画。

_ CGがすごくて圧倒される。

_ 主人公のアリータはサイボーグで過去の記憶を失っている。そこは攻殻機動隊と似ている。日本のアニメをまねて目は実際の倍ぐらいあって最初は異様に感じた。最後のほうではあまり気にならなくなった。

_ アリータ役の女優の名前があがっているが首から下はCGで顔も目が大きくあまりその女優の面影がない。体の動きもモーションキャプチャーで作られたものだと思うので役者としては複雑な気持ちだろう。


2001|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|
2006|01|02|04|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|06|07|08|09|10|12|
2010|01|02|03|05|06|07|
2011|01|02|03|04|05|
2013|02|07|
2015|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|
2019|01|02|03|04|05|06|