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2005-03-15 富豪刑事 第9話

_ 第9話は「勃発・・・スクールウォーズ!決死のラグビー対決」というタイトルで昔のテレビドラマ「スクールウォーズ」のパロディーだった。この「スクールウォーズ」は実話に基づいていて、その話をNHKのプロジェクトXでやっていた。これは「ツッパリ生徒と泣き虫先生」というタイトルだ。

_ 私は、前のテレビドラマも実話の方も何れも知らなかったのだが、富豪刑事はとても面白かった。プロジェクトXの方は後味が悪かった。30年前に不良が集まる京都伏見工業高校のラグビー部に元全日本ラガーの先生が赴任して荒廃した部を立て直し全国優勝2回の強豪チームに育てる話だ。その先生と元生徒たちが登場して感動的な話をするということなのだが、自己陶酔の自慢話を聞いているようで気持ちが悪くなった。このプロジェクトXという番組は以前から敬遠してみたことがなかったがやはり想像していたとおりの内容だった。

_ 富豪刑事はというと、ラグビーコーチ襲撃事件の犯人がラグビー部を退部になった不良高校生の中にいるのではないかという設定で、美和子が高校を作りそこに特待生として不良たちを入れようというのだ。そこに鎌倉警部がコーチとして乗り込む。鎌倉警部役の山下真司は「スクールウォーズ」に出ていたとのことでファンにはたまらない配役だったろう。私は全くそのドラマを知らなかったが、富豪刑事だけで結構感動してしまった。深田恭子のセーラー服が良かったこともあるが、物語として良く出来ていた。このシリーズは何人かの脚本家が書いているようだが、傑作だった第5話(ホテルの富豪刑事)とこの第9話は同じ人のようだ。複雑な内容を手際良くまとめ、筋の通った話を作っている。

_ この第9話を観て「武蔵 MUSASHI」と比べたくなった。両方とも本来のストーリーを持っていて、そこに別なストーリーをはめ込んでいる。今度の控訴理由書でこれを「嵌め込型模倣」と私は命名した。そのような模倣がパロディーとして独自の価値を持つのか、単なる話題作りの模倣なのかはその内容で決る。原作となるテレビドラマを知らない私を感動させた富豪刑事の脚本はすごいと思う。「武蔵」がどうだったかに付いては言わずもがなだ。


2019-03-15 運び屋

_ クリント・イーストウッドの監督主演作品。

_ 面白かったけど、さすが90近くなると動きも鈍いし、映画としても緩い。

_ 黒澤の晩年の作品もそうだった。しかし、映画の文体のようなものは変わらないし、それを観たい人間にとってはかけがえのないものだ。

_ クリントの最後の作品を公開時に観たと自慢できるかも。


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