少数意見

追記

2019-09-30 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト [長年日記]

_ 1968年のセルジオ・レオーネ監督作品。

_ もとは「ウェスタン」というタイトルで短縮版が公開さていたという。今回はオリジナルの165分版。

_ 確かに長いショットが多く短縮したくなるのはわかるが、長くても緊張感があるので退屈しない。監督の腕なんだろう。日本映画は冗長でうんざりするのが多い。

_ 主演のクラウディア・カルディナーレはしらべてみるともう80過ぎのようで年月が流れたのがわかる。

_ 新宿ピカデリーで観たが、観客も65過ぎが三割ぐらいはいた。歳は取りたくないものだ。


2019-09-14 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド [長年日記]

_ クエンティン・タランティーノ監督でデカプリオとブラピ主演の映画。

_ とても面白かったが、シャロン・テート事件を知らないと半分もわからないと思う。自分もそれほどよく知らなくて、あとでウィキペディア(英文)を見てもう一度映画を観たくなった。

_ アメリカ人にとってシャロン・テート事件は日本人にとってのオウム真理教事件と同じような衝撃があったのではないか。

_ クエンティン・タランティーノはあの事件のトラウマを治癒するために映画で歴史を改変するという行動に出たのではないか。

_ 映画の結末は事件を知る人にとっては感動的だ。


2019-06-14 さよならくちびる [長年日記]

_ 塩田明彦監督作品。小松菜奈と門脇麦がダブル主演。

_ とても面白かった。

_ 女の子二人のバディー映画で音楽映画でロードムービーでもある。

_ 二人のうちハル(門脇)はレズでレオ(小松)はバイで、それにノン気の成田凌が絡む。

_ 女の子のバディームービーの場合、ナナや下妻物語のように男と女の関係に見えるものが多いが、これは両者とも気が強く、さらにねじれてボーイズラブ的でもある。

_ 考えてみれば、自分で書いた小説もそんな強い女の子の関係を描いている。男の友情のようなものが好きなのだが、現実世界に生きる男として今までそのような友情を感じたことがあるかといえば、ない。映画の中の高倉健と池辺亮(昭和残侠伝)には涙するが、フィクションだとわかっているから感動するのだ。

_ それが、女の子の世界の話になると、どこまで行っても想像の域を出ないから、フィクションのような友情が本当にあるのではないかと思いたくなる。だから書いていても本当の話のように思えてくる。

_ 小松菜奈はこの映画を観る前までは女ぽっくてあまり好きではなかったが、この作品でショートヘアで男っぽくふるまう彼女は魅力的だった。


2019-05-22 アベンジャーズ/エンドゲーム [長年日記]

_ 前編でサノスが人類を半数にしてからの世界が舞台。

_ 面白かったが、いわゆるオールスター映画なので、これまでのマーベルのアメコミの映画を見ていないとわかりにくい。

_ 最後に(ネタばれ)、消された人類の半数を5年後に復活させるが、5年のギャップは大変なのではないか。5年の間に人類は半数の人数に適した社会構造を構築しているだろう。

_ サノスは敗れるが、最後まで自分は一度として私欲で動いたことはないという。これがすごいところで、正義の対立が滅亡を招くことを正しく表現している。


2019-04-23 翔んで埼玉 [長年日記]

_ 話題の映画。面白かった。

_ 埼玉をディスる映画だが、同時に埼玉愛も描かれ埼玉と関係ない人も感動する。

_ 東京、埼玉、千葉、神奈川の微妙な関係と抗争が戦国時代のように展開する。考えてみれば、狭い日本の中の関東の一部でしかない地域でのいざこざだ。

_ 日本の他の地域を舞台にして同じような物語が作れるかと考えたが、簡単ではない。名誉棄損にならないようにまとめるのは難しいのではないか。

_ アメリカで考えたらどうか。南北、東西と対立はある。でも笑いでは終わらない気がする。人種、宗教や貧富の格差が絡んできて深刻なストーリーになりそうだ。

_ その意味で、日本の埼玉というのは貴重な場所かもしれない。


2019-04-03 グリーンブック [長年日記]

_ アカデミー賞作品賞をとった反差別物語。

_ 1962年のNYブロンクスが出てきた。1960年までクイーンズに住んでいたのでちょっと懐かしかった。私のいた小学校や中学校には黒人の生徒もいたのであまり差別があるとは感じなかった。

_ 映画はきれいごとであまり感心しなかった。


2019-03-22 ウトヤ島。7月22日 [長年日記]

_ 8年前のノルウェーの極右テロリスト、ブレイビクによる77人殺害の映画。

_ タイミングがニュージーランドのモスク襲撃の直後なのでそれなりに観客がいた。

_ 映画としては、ほとんどを逃げる女の子の視点で描くので、何が起きているかわからず、途中からダレル。しかし、銃声はリアルで、現実にあれが迫ってきたらビビるだろう。最近はやりの自動小銃ではなく散弾銃のようだった。

_ 殺戮の舞台は労働党青年部の集まりがあった島だが、何百人も集まったのに警備員はいなかったのだろうか。この映画やニュージーランドの事件を見ると、銃の規制ではなく、自衛のための銃の所持を広めたほうがいいのではないだろうか。また、オリンピックに備えての捕り物の演習は刃物を持った犯人ではなく、複数の銃器を持ったテロリストを想定すべきで、警察も銃殺することを考えて行動すべきだ。


2019-03-15 運び屋 [長年日記]

_ クリント・イーストウッドの監督主演作品。

_ 面白かったけど、さすが90近くなると動きも鈍いし、映画としても緩い。

_ 黒澤の晩年の作品もそうだった。しかし、映画の文体のようなものは変わらないし、それを観たい人間にとってはかけがえのないものだ。

_ クリントの最後の作品を公開時に観たと自慢できるかも。


2019-03-01 アリータ:バトル・エンジェル [長年日記]

_ 日本の漫画を原作とした映画。

_ CGがすごくて圧倒される。

_ 主人公のアリータはサイボーグで過去の記憶を失っている。そこは攻殻機動隊と似ている。日本のアニメをまねて目は実際の倍ぐらいあって最初は異様に感じた。最後のほうではあまり気にならなくなった。

_ アリータ役の女優の名前があがっているが首から下はCGで顔も目が大きくあまりその女優の面影がない。体の動きもモーションキャプチャーで作られたものだと思うので役者としては複雑な気持ちだろう。


2019-02-15 アクアマン [長年日記]

_ アメコミ映画(DCコミック)だが、とても面白かった。

_ アクアマンは、アトランティス(海中にある)の女王と灯台守の間に生まれた混血とのこと。

_ すごく盛沢山のストーリーで海中の戦闘場面などCGが見事。海中のスターウォーズという感じだが宇宙より海中のほうがきれいだ。海中生物(ゴジラサイズの怪物など)は多様で、群れを成して泳ぐところは壮観だ。

_ アクアマンはがさつで七人の侍の菊千代(三船敏郎)を彷彿させる。赤毛のヒロインは魅力的だった。


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