_ ウディ・アレンの最新作。
_ 面白かったが、昔の傑作に比べると軽い感じ。
_ ウディ・アレン監督作品はずいぶん観ていて、どれを観たのかわからなくなっている。
_ 澁谷のシネパレスで観たが、一階のエントランスの階段のわきの壁に上映中の映画のポスターを貼っている。帰りのエレベーターで若い女性と一緒になったが、階段のところですみませんと声をかけられた。何かと思ったらポスターと一緒に写真を撮ってほしいと。
_ 総理大臣になり自分の国をつくるために有名私立高校の生徒会長になろうとする男の物語。原作は漫画で芝居にもなったとのこと。
_ 予告編からはよくある学園もののように思えて興味はなかったのだが、新聞評が良かったので渋谷で観たが面白かった。観客はほとんどが女子中高生とその彼氏のようで観に行くのにかなり勇気がいった。しかしその価値はあった。
_ スピード感と切れのあるコメディーで邦画には珍しいタイプ。政治の風刺になっているが、それも単純ではなく偽悪者的なスタンスが気持ちいい。役者も若い女の子に人気があるイケメンが出ているということだが(私はほとんど知らなかった)、いい芝居をしていると思った。中年の大物俳優のもったいぶった芝居よりはるかに自然だ。
_ いわゆるファーストコンタクトもので、面白かった。
_ 時間がテーマの一つで、昔の名作「去年マリエンバートで」を思い出した。時間が前後してストーリー的にはわかりにくい。でも、わからないなりに感動した。
_ 中国が大事な役割を演じるが、日本は最近のSF映画では出番がない。まあ、仕方がないな。