_ デビッド・ボウイの最終公演のドキュメンタリー。彼の生誕75周年を記念してのBUNKAMURAシネマでの上映。
_ 彼と同い年とは知らなかった。
_ 彼と「戦場のメリークリスマス」の契約は作成したが会うことはなかった。彼の音楽にも興味がなかったが、何となく観に行っていいと思った。大島監督が気に入ったのもわかる。
_ 今日、石原慎太郎が死んだ。私の日記に名前が出る人がどんどん死んでいく。
_ 最近見る夢に出てくる人は霊界にいる人が多い。夢の中で、こいつはもう死んでいるはずだがと思うこともある。
_ あの世にいる人で一番思い出すのは三島由紀夫。ベランダで陽光を浴びながら食後のコーヒーを飲んでいると思い出すのは、あの上半身裸で日光浴していた三島。ほかの、何でもない瞬間にもあの日の三島の姿を見る。もう50年たつのに。
_ 石原が一番話したかったのは三島に違いない。
_ 新宿TOHOで観た。
_ 大騒ぎするほどの傑作ではない。先に観た「偶然と想像」のほうが刺激的で面白かった。
_ 舞台監督である主人公が役者を訓練する方法は面白かった。そこにある哲学がこの作品全体に及んでいるかというとそうでもない。
_ 179分の長尺だが、全体としてみればメロドラマのようだ。主人公やドライバーの抱えている傷は深刻ではあるが通俗的だ。「偶然と想像」の登場人物のほうがもっと、とがった痛みを感じていたと思う。
_ アカデミー賞的には、ダイバーシティーが描かれ、白人が出てこない東洋の(どの国の東洋人だかアカデミー賞の連中にはわからないだろう)話で、面白くないが無難というところか。
_ スピルバーグ監督作品。
_ まあ面白かったが、前作ほどの感動はない。1961年には斬新だったことが、今は日常になっている。
_ スペイン語の会話が多くなっているが、最後のマリアの悲痛な訴えが全部英語なのは笑ってしまう。
_ 前作のジョージ・チャキリスは本当にかっこよかったな!