_ ユーロスペースで観た。
_ 映画評がよかったので観たが、半分よかったが半分はがっかり。
_ 150分の長尺の作品であるが、飽きることなく最後まで眠らなかった。今日は、大谷翔平の今年最後の試合をNHKBSだ朝の4時から見ていたので、つまらない映画だったら寝ていた。
_ 何が悪かったかというと、起承転結が一応基準だとすると、この映画は起承転まであって結がない。巨大彗星が地球に衝突する話を例にとると、衝突までの人々の右往左往、衝突時の混乱までは描けていても、そのあと登場人物がどうなったかわからない。きわめて無責任。
_ 多分予算がなくなったのだろう。
_ リドリー・スコット監督作品。面白かった。
_ 特に決闘場面は迫力があり映画史に残るだろう。
_ ストーリーは、黒澤の「羅生門」のように事件の当事者の証言が食い違うものと思っていたが、そうでもなかった。
_ 騎士が妻を元親友の従騎士にレイプされる。でも、レイプの事実は、妻と従騎士の回想で違わない。従騎士は裁判では否認するので、あの映像とは一致しない。
_ どうしてそうしたのかというと、ハリウッド的な感覚からは、無実の者が最後殺されるのはまずいと考えたのだろう。
_ その点深みがない映画になったが、娯楽作品としては仕方ないか。
_ スターウォーズ、風の谷のナウシカ、アラビアのロレンスなどを合わせたような映画。
_ 後半だれたが一応面白かった。
_ 砂虫、羽ばたく飛行機など造形がよかった。
_ 高度な兵器があるのに、戦闘場面は中世の甲冑のようないでたちで剣で戦う。
_ はるかな未来の話なのに抗争の対象は資源で、中世からなんの進歩もない。人類はそんな存在なのだろう。
_ 今回の結婚に至るまでの週刊誌などの報道の多くがが小室氏に対する名誉棄損を構成することは明らかだ。
_ ロス疑惑事件の三浦和義は週刊誌等を相手に損害賠償請求訴訟を多数提起し八割がた勝訴したらしい。
_ 日本における名誉棄損などの損害賠償事件で認められる金額は、数十万円から百万円程度で少ない。しかし、アメリカで訴訟を起こせば億単位の賠償金が取れる。
_ 小室氏は過去3年間はNYに居住していた。昔検討したときの記憶では、不法行為地の裁判所が管轄権を持つ。不法行為地は結果発生地を含むので小室氏に対する名誉棄損事件については小室氏はNYの裁判所に提訴できる。NYでの裁判では陪審制を選択できる。民事では陪審員が損害賠償額を決定する。