_ 「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編で、韓国がゾンビに占領されてから4年後を描く。
_ 前作はコミカルなところもあったが、この作品はシリアスで感動的である。現在の世界の状況を背景に観ると感慨がある。
_ アクション・ホラーとしても傑作で、ゾンビ映画に大脱走やカーアクションを付加して退屈することがない。
_ ヒロインが運転するバスが倉庫に突っ込んできて、主人公を救済するところは、「踊る大走査線」とそっくりだったが、後者は無理な設定であったのに対して、この作品は納得のいく状況で不自然ではない。とにかく、日本映画の現状からはうらやましい傑作だ。
_ そこそこ面白かった。
_ 日本のヤクザが悪役で、日本の警察もグルだというところがちょっと抵抗があるが、昔からのカンフー映画のパターンではある。
_ ヤクザの若いボスを演じるのが岩永ジョーイという俳優で、日本生まれ米国育ちだそうだ。イケメンで、タッパがあってアクションも迫力がある。このような俳優がもっと国際的に活躍できるといい。
_ そこそこ面白かった。
_ 原作マンガやアニメの要約版のようだが、初めて見る人には入門版としていい。
_ 役者が下手で、日本にはいい子役がいないと思った。
_ 三島由紀夫の「午後の曳航」は英国に舞台を移して映画化されたが、14歳の天才少年を演じた役者がよかった。今回も天才少年少女が力を合わせて脱出を図る話だがみな馬鹿な顔をしていてリアリティーがない。
_ 2017年の「ワンダーウーマン」の続編。
_ 前回はワンダーウーマンことダイアナ・プリンスは、パイロットで恋人のスティーブ・トレイバンと第一次世界大戦を終結に導く。
_ それから時代は変わって1984年。ダイアナは願いをかなえるという石の力でトレイバンを復活させる。
_ 私は前作を映画館で観てこの日記にも書いたのにその内容を全く忘れていた。だから二人の間に何があったかも全く思い出せず、彼女の熱い思いが伝わってこなかった。残念!
_ 続編を観るときはせめて前作の内容だけでも復習すべし。
_ ともあれ面白い映画だった。
_ アーサー・C・クラークのSF小説で、三島由紀夫が構想、文体とも優れていると絶賛していた。
_ 先日新宿紀伊国屋書店で原書を見かけたので買って読んだ。昔翻訳で読んでいたが、内容を全く覚えていなかったので楽しめた。
_ ある日突然巨大な宇宙船が世界の主要都市の上空に現れる。それから百数十年にわたりOverlordsと呼ばれる宇宙人は地球人を監視し自滅しないように保護する。そして、その日が来て、人類は、新しい種に進化する。
_ 「三体」もこの作品も、現代が人類にとっての岐路であることを語っている。それは、人類が核兵器を開発し(それによって自滅することが可能になり)また宇宙に進出し始め(それによって宇宙の秩序を乱す可能性がある)、看過できない存在になったことを示している。
_ そこで、去年の有名人の連続自殺だが、あれは異星人による誘拐ではなく異星人が帰国したのではないか、と思った。つまり、あの「自殺」した6人は、異星人であったか、異星人に憑依されていたのではないかということだ。彼らは、「草」として人間社会に根付いて生活していたが、本国からある指示があり、それを実行することにより任務を終えて帰路についた。
_ その任務は、彼らがいずれも芸能人であったことから、それぞれの分野で人類に何等かのメッセージを残していったのではないか。近々人類に大きな変化が起きるのかもしれない。