_ 新宿ピカデリーで観た。
_ 評判の割には、学園ものとAIもののコラボのようであまり新鮮味がないと思って観ていた。しかし、後半は新しい視点が感じられ刺激的だった。
_ 女子高校生として学園に送り込まれてきた実験体シオンは、同級生のサトミを幸福にすることを使命と感じた。なぜか。そこから、シオンの出自にかかわる物語が語られる。
_ シオンの原型は8歳の時にサトミが母親(AI科学者)に与えられたおもちゃのコンピュータだった。それが電脳世界で成長し、ずっとサトミを見守ってきた。
_ 最後に破壊される運命のシオンは、サトミとその友達に救い出されそのプログラムは宇宙に送信される。
_ これは死後の魂の行方のアナロジーであるかのようだ。つまりAIがハードウェアなしに生きられるのなら、人間だって脳細胞なしに生きていられるかもしれない。もちろん科学的な蓋然性はないが、科学にわかっていることは自然界の100分の一もない。
_ 霊魂は不滅かもしれない。
_ 濱口竜介監督作品。面白かった。
_ ちょっと東京03のコントに似ている。
_ 極端に変な状況に置かれた人々がどのように対応していくかの実験。3つの短編で構成されているが、第3話ではコントのように笑い声が起きた。
_ 人間は、想像してもいなかった状況で本当の自分を発見するのかもしれない。
_ コントや漫才もシュールな世界を創り出すことができる。今回のM-1でもオズワルドなど奇想天外な発想をする。
_ ホンコン警察を舞台にしたアクション。面白かった。
_ ともに正義のために職務を行っていた警察の同僚がある事件を境に敵と味方に別れ戦う。悪役に同情すべき理由があるので切ない話になる。
_ 今ホンコン警察の警察官は何を正義と思っているのだろうか。
_ 新宿のTOHOシネマズで観た。帰りに歌舞伎町のにいむらでとんかつ・メンチカツランチにエビクリームコロッケを追加して食べビールを飲んだ。