_ 渋谷のユーロスペースで観た。
_ 観客は10人足らず。傑作だ。
_ 下北沢を舞台にそこから出ることなく、小さな範囲での青春を描いている。「花束みたいな恋をした」と似ているが、こっちのほうがいい。
_ どちらもちょっと意識高い系の男女を主人公にしていて、文学、映画、芝居、音楽などが話題になる。これは多分昔の我々の時代とあまり違わない。違うとすれば政治が全く語られないこと。
_ これは韓国の映画との違いにもなっている。韓国映画は青春を描いても、政治や時代の空気が深く絡まっている。それが、韓国映画を世界的にし、日本映画をガラパゴスにする要因だろう。
_ ル・シネマで観た。
_ 認知症の老人の話で、アンソニー・ホプキンスがアカデミー主演男優賞をとった。
_ 演技はうまく、映画としてはよくできていると思ったが、観終わって憂鬱な気分になる。
_ もともと見たい作品ではなく、ほかの映画が時間が合わなかったから観た。観客は多くは老人だったが、連中は何を求めてこの映画を観に来たのだろう。