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2007-08-21 朝青龍と解離性障害

_ 三人目の精神科医のつけた病名は解離性障害だった。びっくりした。

_ 私は、この日記で何回か「解離性同一性障害」について書いてきた(2004年9月17日、2005年11月14日、2006年7月18日、2007年7月14日)。解離性同一性障害はいわゆる多重人格で解離性障害の一つの類型である。朝青龍は解離性健忘と離人症性障害に該当するようだが、同一性障害を発症することは無いのであろうか。

_ 私が関心を持ってきた事件では、普段おだやかな人が突然凶悪な事件を起こしている。そこには人格の連続性がない。一人の人間の中に複数の人格が潜在していて強いストレスによりその一つが発現するのではないか。そのとき出てくるのは、普段抑圧されている攻撃的な人格が多いようだ。

_ もし朝青龍の中に、殺人鬼の人格があって、その人格が現在の強いストレスで発現することは考えられないのか。そんなことがあったら、ジュラシックパークのティラノザウルス級の恐怖だ。

_ 黒沢清監督の「地獄の警備員」という映画がある。1992年の作品で、ある商社に警備員として雇われた大男が元相撲取りで、兄弟子と愛人を惨殺したにもかかわらず精神病で無罪になった過去がある。その男が無差別殺人を開始する。ロッカーに隠れた女子社員をロッカーごとつぶして殺すところがすごかった。傑作ホラーだ。

_ 筒井康隆の短編で「走る取的」というのがある。酒場で飲んでいた二人のサラリーマン(一人は空手二段)が取的(下っ端の相撲取り)と目があったことから、執拗に追いかけられる。追い詰められた二人は駅のトイレのわきで惨殺される。相撲が最強の格闘技と信じられていた、曙がK-1で負ける前の話。でも、サッカーの映像を見ていると、朝青龍だったらどこまでも追いかけてきそうだ。この小説も傑作。

_ 何れにしても、朝青龍に同一性障害が発症する可能性が少しでもあるなら、早く手を打ったほうがいい。さもないと、とんでもない惨劇が始まる。


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