_ 新宿スカラ1の日曜日14:40の回。620席の劇場の前3列ぐらいを除いてほぼ満席。5週目にしては異例の盛況。
_ 多くが女子中高校生。と無理やり連れてこられたという風情の彼氏。一見40才以上の男はいない。勿論58才で一人で来ているのは私だけだったろう。
_ 東宝はこの映画のターゲットを若い女性に絞ったとのこと。それは見事に当たったのだが、そのターゲットに入っていない人が観に行って悪いことはない。例えば青春ものと銘打たれた映画を老人が観て感動したらおかしいだろうか。むしろ、青春の真っ只中にいる人よりもよく理解できるのではないか。
_ 私は「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」にも感動するが、それが変だとは思わない。青春ものについては、更に思い入れが深く、それは私に青春らしき思い出がないからかもしれない。「下妻物語」や「NANA」は、存在しなかった私の青春を擬似体験させてくれる。それにしても、何故女の子の話なのだろうか。多分私自身が、男の子の青春につきものの汗や泥のにおいが嫌いだからだろう。
_ 「下妻物語」は、何人かに推奨し、あとで感謝された。「NANA」に付いてはまだあまり人と話していないが、私の評論を読んで、意外といいかも、と思ったあなた。観たら感想をください。