_ ユーロスペースで観た。
_ 評判のゾンビ映画というだけの知識で観たが、ゾンビ映画の撮影隊が本物のゾンビに襲われるという話。面白くないわけではなかったが、あっという間にエンドロールが始まった。
_ しかし、ここで帰ったらだめで、場面は一カ月前の映画の企画が監督に持ち込まれたときにさかのぼる。つまり、この映画はゾンビ映画のメイキングものなのだ。
_ その企画というのが、生放送でそれもワンカットでとるというもの。つまりカメラを止めることができないのだ。この制約の下で多くの困難が発生するが、それらを解決しながら最初の短い映画がどのようにできたかが見ものなのだ。
_ 最初におかしな演出と感じられたところにすべて理由があり、その謎解きが面白い。多分脚本に多大の時間をかけたのだろう。DVDで観たら何回も楽しめそうだ。