_ 最近観た「TENET」と「スパイの妻」が大外れだったので、心配していたが、大当たりだった!
_ 俳優が問題を起こしたこともあってか、観客は10人ぐらいだったので、いい環境で観られた。
_ 私は、この原作のマンガやアニメは知らず、DJが何をするのかよく知らず、とんかつも自分ではあまり作らない。しかし、この映画はとんかつとDJが融合する奇跡的な瞬間を描いていて、感動する。
_ 特に、最後のDJコンテストは、格闘技のファイナルマッチに挑むファイターと観客の高揚感をとらえている。まるで「ロッキー」第一作のよう。しかし、優勝しないところがいい。
_ 日本の映画で、音楽を題材にしたものはたくさんあるが、日常が音楽の世界に直接つながるようなものはあまりない。この映画は、「ブルースブラザース」のように、その境界が取っ払われている。
_ 監督の二宮健は初めて観たが才能がある。今回は、不運だったが、このような作品を作り続ければ、日本の喜劇が世界に認められる日も近いだろう。