_ 判決言い渡しの法廷へは白いワイシャツにブルー系の地味なネクタイで現れたそうだ。でも、先日の村上世彰の裁判に証人として出廷したときはジーパンにピンクのTシャツだったと。
_ 自身の裁判に地味な服装で臨むのは、昔の堀江の反権力的な装いを気に入っていた私からすると残念ではある。でも、服装で裁判官に悪い印象を与えてはいけないとの世間智を否定するものではなく、つまらないところで勝負しないという戦術ならそれでもいい。
_ でも、村上の裁判での格好はどんなものだろう。堀江は村上側の証人として出廷し村上に有利な証言をしたそうだ。村上と堀江が友達かどうかは知らないが、自分の法廷に気を使うくらいには村上にも気を使ってやれと言いたい。すでに自分の服装に対する信念は捨ててしまっている堀江なんだから、村上のためにネクタイぐらいしたっていいではないか。自分の法廷にジーパン、Tシャツで、村上の法廷にはネクタイだったらエライ男だと思っただろうが、反対ではないか。がっかりだよ!
_ 堀江の法廷戦術は自分がお飾りの社長であって責任がないというもののようで、それにもがっかりした。拘置所から出てきたときは精悍な顔つきになっていてよかったのに、今の姿は以前よりもっと太ってたるんでいる。
_ 勝ち組、負け組という区分けが流行っているが、堀江はすでに精神的に負けている。控訴審でどのような結論になろうとも、堀江が昔の輝きを取り戻すことはないだろう。畢竟勝ち負けは精神の問題なのだ。