_ エンニオ・モリコーネの自伝のような映画。
_ 最初は、昔見た映画の場面と音楽が懐かしく、集中して観ていられた。しかし、途中からインタビューを受ける映画関係者や音楽家がみな彼のことを絶賛するのに食傷気味になる。200年後には、バッハやベートーヴェンを並び称されるようになるという評価に唖然とし、途中で観るのをやめて退席した。
_ 贔屓の引き倒しということを知らないのか。
_ 一番感動した場面は、彼が「荒野の用心棒」の音楽を作曲する際、この映画が日本映画のリメイクだと教えられ、その映画、「用心棒」のシーンが流れたところだ。やくざの集団を迎え撃つ三船敏郎、鳥肌が立った。やはり、黒澤と三船はすごい。