_ この日記を定期的に読んでくれている人は何人くらいいるのか。10人か、5人か。まあ、一人でもいれば書く意味はある。
_ 顔の見えない相手に書くより気の合った友達と話をするほうがいいのではないか、という人もいるだろう。しかし、一風変わった思想を語るには相手を選ぶ必要がある。はなから受け付けない人もいるだろうし、最終的に理解できる人も独宴会の時間をもらわないと分かってもらえないだろう。私は気の弱い人間なので、自分の話に人の時間を割いてもらおうという図々しさはない。だから、読みたい人が自分の判断で時間を使ってくれる書き物の形がいい。
_ というわけで、これまで一年以上書いてきたこの日記は殆どが人に話したことのないものだ。私は近時ますます会話の無力さを感じている。会話では、ちょっと変わった、ちょっと複雑な話はできない。そのような内容を伝えるには話の論理的な組み立てが必要で、考えずに口からすらすら出てくるものではない。今の世の中のおしゃべりは大半が知識の伝達(あのお店が安いとか)か追認の強要(あいつは非常識だよ、そうじゃないか、とか)、あとは無意味な感嘆詞(ウソ!マジ!しんじられなぁい!とか)の垂れ流しで、内容のある思想が語られることは殆どない。内容のある話をしようとすれば、奇人変人の類と思われる。
_ そんな訳で、この日記は私が本当のことを言える唯一の媒体かもしれない。