_ 司法研修所を舞台にしたテレビシリーズで面白い。
_ 男女4人ずつの修習生がグループで研修所の課題に取り組んでいく。一流の法律事務所が監修しているので結構勉強になる。
_ 番組評ではあまり芳しくないのだが、日本ではあまりこの手のドラマは受けないのだろうか。議論が多く時にはかなり厳しい発言もある。堤慎一が財務省を不祥事で退官した元高級官僚の役で出ているが、彼には「ずっとエリートできたやつには弱者の気持ちなどわからない」という言葉が浴びせられる。司法修習生は半分学生のようなものだけど、社会人だった人も多く互いに学生同士のように気楽に話せるわけではない。現実の修習生はあそこまで突っ込んだ会話はしていないだろう。だから評者からはリアリティーがないと言われるのだろう。
_ 確かに、激しい議論をして険悪な雰囲気になり、どうなるのだろうと思っていると次の場面では仲直りしている。現実はあんなふうにはいかないなと思う。しかし、日本語で聞いているから議論が激しく感じるのかも知れない。あれを英語でやればよくある普通の会話だ。アリーマイラブではもっとすごい言葉が飛び交い時には訴訟にまでなるが、それを変だとは思わない。
_ 自分でも英語で話しているときは別な人格を感じるときがある。日本語だったらここまでは言わないなというようなことを平気で言っている。そして議論が終ると笑顔で握手している。