_ ネタばれあり。(以後表示せず)
_ 絵はきれいだったがストーリーがつまらない。後半は特にひどい。
_ 渋谷の裏に渋天街というバケモノの世界があるという着想は面白い。しかし、描かれた世界は住人が獣の顔をしているというだけで驚きはない。
_ さらに問題なのは、最初は一度入ったら現実世界に戻れないと思われたのが、後半では自由に行き来できるようになっている。挙句の果てには、主人公である少年のガールフレンドがついてくる始末だ。そして、このガールフレンドはアメリカ女のように出しゃばりだ。
_ 少年は彼女の助言で大検を受けることを決意するというあきれたハッピーエンド!
_ 異界を描くのなら現実世界とは隔絶した世界にすべきだろう。出入り自由な異界など何の魅力もない。