_ HUMAXシネマで観た。面白かった。
_ 成田凌がさえない予備校教師の大野で、清原果那が自己主張が強い女子高生。テーマは何が普通で何がまともじゃないのかということ。結構難しい。
_ 日本人には普通願望があって、自分が普通でない(まともでない)ことをとても気にする。その結果同調性が強くなり自分がなくなる。
_ 日本人に限らず、人間には、人に同調する人間、人を同調させる人間、どちらでもない人間の3種類がありそうだ。最後の第3種はさらに、自分の意志で同調しない人間(3-1)と同調したいけれどできない人間(3-2)に分かれる。
_ 映画の大野は、3-1が大半だが3-2の意識もあるキャラだ。
_ 自分のことを考えてみると、3-1と3-2が半々というところか。第1や第2類型ではない。いや、外見的には第1類型かもしれない。他人と話すときは、自己主張はしない。特に大勢で話すとき。そのような場で、自分の主張(たいていくだらない)を長々話す無神経な第2類型には辟易する。その間他人の時間を浪費していることをなんとも思わないのか。
_ 私のような人間にとってはコロナで人と会わなくていい世界はすばらしい世界だ。普通の人間と普通の会話をして時間を無駄にすることがない。