_ 2003年X月21日 日本政府はワクチンの効果を確認するため医師団を北朝鮮に派遣した。その結果を待たず、自衛隊機がワクチンの空輸のために平壌空港へ向かった。
_ 2003年X月23日 日本政府はワクチンの受け入れを決定し、相応の対価を支払いたい旨北朝鮮に申し出た。北朝鮮は人道的な理由で行う供与なので対価は受け取れないと述べたが、平壌で行うワクチン引渡しのセレモニーに天皇の出席を要請した。
_ 2003年X月25日 天皇訪朝については政府内部で激論がたたかわされた。そのような屈辱的な条件は呑めないという意見と日本存亡の危機であるのでやむをえないという意見に分かれ、強硬派は自衛隊を使ってワクチンを奪取することを主張した。
_ 2003年X月26日 天皇は首相を皇居に呼び、自分は国民のためならどこへでも行くと述べ、聖断は下った。
_ (続く)