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2006-09-18 麻原奪還テロ

_ 2003年4月22日の日記にも書いたように、土谷ノートというものがあり、そこには麻原は一旦逮捕されるが後に解放され、世界戦争の混乱の中で王国を築くとある。麻原の死刑が確定した今、この予言を実現しようという信者がきっと出てくる。

_ 奪還計画は、常時監視下に置かれている日本ではなく、ロシアなどの外国の支部で練られるだろう。武器の調達やテロリストの訓練も容易だ。奪還の方法としてすぐ思いつくのは人質を取り麻原の釈放を求めるというものだ。しかし、テロリストの要求を呑まないのが国際的なコンセンサスになっている今日、ジャンボ機を乗っ取っても日本政府は麻原を釈放しないだろう。しかし、盲点がある。

_ 民間人が人質の場合は総理大臣の判断で要求を拒否できるだろう。仮に、総理大臣が人質になっても政府は妥協しないだろう。民間人の犠牲はやむをえないことと了解されている。これがアメリカだったら話は終わりだ。しかし、日本には皇族という人々がいる。現在皇族は22人いるとのことだが、その一人が人質になったら、総理大臣は民間人のときと同じようにテロリストの要求を拒否するだろうか。たぶん皇族の生死は総理大臣がかってに判断できない事柄だろう。やはり、総理は天皇の判断を仰ぐことになるだろう。憲法上そのような義務はないが、勝手に判断すれば自分の命が危うくなる。

_ では、天皇が人質になったらどうだろう。皇太子が判断できる問題ではない。このような事態に備えて内閣は天皇から事前に指示を受けておく必要がある。いずれにしても究極の選択になり、総理が腹を切るような事態になるだろう。

_ さらに難しいのは、雅子妃や紀子妃の両親などが人質になった場合だ。民間と皇族の間にある、このようなケースの判断を誰がするのかを明確に定めておく必要がある。

_ 麻原奪還が成功しても、麻原を受け入れてくれる国がなければ目的は達せられない。これも、国と限定するから難しくなるので、今日国に対抗できるテロリスト集団は世界に何十もある。そのどれも何億かの金を積めば麻原を受け入れるだろう。オウムは初めて化学兵器を使ったテロリストグループとして世界的に有名だから協力者を探すのは容易だろう。

_ このように麻原奪還はclear and present danger だといえる。


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